「前から思ってたけど、ゆきってホントにブサイクだよね〜w かして、私がやってあげるようか？」 私には、最近友達ができた。その子は由紀ちゃんと言って、引っ越してきたそう。たまに、おかしな言葉を使ったりするけどとても良い子だ。由紀ちゃんはとても可愛くて学校に入ってたちまちみんなの人気ものになった。私には昔からのコンプレックスがあって、それは容姿だ。 この顔がとてもイヤだ。この顔が大嫌いで、本当に嫌。沢山あるそばかすを見るたび酷い嫌悪感に包まれるのだ。母親に整形を幼い頃（今も）頼んでも許してくれない。だから、由紀ちゃんを羨ましいと何度も思ったが、考えないようにしていた。ある日、由紀ちゃんと私の家で遊んでいるとき、母のメイク道具でこっそりメイクをしてみた。メイクはグチャグチャで、私の醜い顔がますます嫌になった。すると、由紀ちゃんが言った。 「前から思ってたけど、ゆきってホントにブサイクだよね〜w かして、私がやってあげるようか？」 え…？固まってしまった。この顔がコンプレックスだって由紀ちゃんも可愛いよ！って言ってくれてたのに…やっぱりそう思ってたの？ 目に涙があふれる。「酷い…」言葉にできたのはそれだけだった。 あれから、由紀ちゃんとはずっと話していない。もう2人とも成人して、今日は同窓会。でも、驚くことがあった。 ブサイクって言うのは、不器用って意味だったらしい…

こんにちは！りあです。今日、記事始めました！始めたら、短編小説をだしたいと思っていたのでこれから週に1回のペースであげたいと思います。よろしくね～